医学部医学科 平野 靖記
留学先:国立台湾大学(台湾)
実習期間:2018年5月21日~6月15日(4週間)
留学の種類:北海道大学医学部医学科(医学教育・国際交流推進センター主導)トライアル派遣
留学時の年次:6年次
1. 実習内容
2週間 国立台湾大学病院 神経内科
2週間 国立台湾大学病院 脳外科
①外来見学、②病棟実習、③手術見学、④カンファレンス見学、⑤現地学生講義に参加し、⑥研究紹介を受けた。①外来見学では、カルテを読みながら医師に質問をした。②病棟実習では、入院患者についてレジデントと議論をした。③手術見学では、事前に渡された資料を読みながら、術野の外からカメラで見学した。術野に入ることもあった。⑤研究紹介では、指導医の論文を読んで、DBSの術式の違いがどのような症状に影響するか、最新の知見を享受した。
今回の実習で良かった点は、指導医に教育の場を提供して頂き、様々な現場を見学することが出来たことだ。指導医のみでなく、レジデントも教育熱心であり、学ぶ環境が非常に整っていた。
ただし、現場では中国語が使われることが多く、カンファレンスは理解できなかったので、そこが難点である。しかし、レジデント、現地学生に頻繁に質問することにより、ある程度理解できたので、こちらからの姿勢次第で実習の質を改善できるものと感じた。
2. 留学に至るまでの準備
A. 実習の申し込み登録・確定までの流れ
(手続きはすべてメールで行った。)
医学教育・国際交流推進センターの村上先生から先方に紹介していただく。
↓
先方に自己紹介メールを送信
↓
先方から申込書が送られてくる。
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申込書、履歴書、パスポートのコピー、保険証明書を先方に提出。
申込書に希望期間、希望診療科を記入。
↓
受け入れ確定通知と、宿舎申込書が送られてくる。
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宿舎申込書を提出
↓
宿舎確定通知を受け取る。
B. 宿舎
Jing-fu Alumni Hall
空港から地下鉄で40分、実習先まで徒歩10分
宿泊所は台湾大学のドーミトリーが指定されており、自ら先方にメールで宿舎申請を行った。
C. ワクチン
大学への提出義務はなかったが、実習中に水痘・帯状疱疹ウイルス患者と接する際に抗体があるか尋ねられた。
D. ヘルスチェック
特になし。
E. ビザ
特になし。
3. 実際に留学に掛かった費用について
A. 交通費
航空運賃往復:23050円
空港から宿泊地までの地下鉄往復:320NTD=1280円
B. 宿泊費
28日分の宿泊:18800NTD=75200円
空港に到着した初日1泊:900NTD=3600円
C. 生活費
1日当たり:500NTD=2000円
1か月間:2000円×28日=56000円
D. 授業料
海外SIMカード:1000NTD=4000円